鹿追町農業の概要
鹿追町は北海道の一大農業地帯十勝平野の北西端に位置し、大雪山国立公園の一部を含む夫婦山のふもとに広がる山麓農村地帯です。人口は、5,266人(総世帯数2,255戸)うち農家人口約1,200人(農家戸数202戸、うち法人40戸)総面積40,470haうち農地面積11,323haで全体の27.9%に当たり、大部分は国有林を中心とする山林地帯となっています。
鹿追町の基幹産業である農業は、畑作・酪農(畜産)を中心として重要な役割を果たしています。令和4年度から第11次農業振興計画がスタートし、組合員の農業生産拡大の推進を強化すると共に、第10次までに培ってきた基本技術の励行と最先端技術の導入に対し、更に「前進」し、目標達成に向けて取り組んでいます。
主要作物の小麦・てん菜・馬鈴しょ・豆類は適期管理作業等の励行による高品質・生産性向上を図りつつ、野菜等も取り入れ、所得向上を目指しています。
酪農では、「土づくり」「草づくり」「牛づくり」を基本に土壌分析に基づく適正施肥により良質粗飼料の確保、乳牛遺伝改良等を推進し生産性向上を図っています。
更に、哺育から初妊までの一貫預託による労働力の軽減と後継牛の資質向上を図ると共に、コントラクター事業に良質粗飼料の収穫を委託することにより飼養管理作業の徹底を図り、ゆとりある経営を行っています。また、肉牛は鹿追町内で生産される乳雄仔牛(交雑種を含む)を「一貫預託」しており、年間約5,000頭を出荷し、「鹿追生まれ、鹿追育ちの町内完結型」生産体系を確立しています。
この他、農村女性を対象とした地区別懇談会や女性の会を実施し、多くの女性の意見を事業に反映し取り組むと共に、青年部等農業後継者に対する経営参画に向けた取り組みを行っています。営農経済面においては、経営体質の強化に向け、営農コンサル担当者と連携し、コスト意識の啓蒙と経営改善に向けた取り組みを行っています。
コントラ事業について
JA事業としては、全国で最初に設立され、コントラ課に委託した作業の軽減により、 労働強化することなく、酪農の規模拡大と生乳生産の拡大が実現出来ました。
現在の酪農家1戸当たりの乳牛飼養頭数は約150頭と他地域を大きく上回っています。 自給飼料生産の拡大と品質および栄養価の向上ならびに自給飼料生産コストが低減し、
堆肥等の圃場還元面積と量が増加し、購入肥料代が減少しました。結果として、環境保全型農業の進展を促しています。 このコントラ事業のおかげで、酪農は、「土づくり」「草づくり」を基本とし、
良質粗飼料の確保・給与、新技術導入、乳牛遺伝改良を促進し生産性向上を図っています。酪農経営の安定と労働緩和を図り生活にゆとりを持たせる重要な事業として、組合員の経営に定着化しています。
現在の酪農家1戸当たりの乳牛飼養頭数は約150頭と他地域を大きく上回っています。 自給飼料生産の拡大と品質および栄養価の向上ならびに自給飼料生産コストが低減し、
堆肥等の圃場還元面積と量が増加し、購入肥料代が減少しました。結果として、環境保全型農業の進展を促しています。 このコントラ事業のおかげで、酪農は、「土づくり」「草づくり」を基本とし、
良質粗飼料の確保・給与、新技術導入、乳牛遺伝改良を促進し生産性向上を図っています。酪農経営の安定と労働緩和を図り生活にゆとりを持たせる重要な事業として、組合員の経営に定着化しています。